道徳教育(2)
前回は道徳教育について慎重に扱ってほしいということを述べました。今回はその続きです。
現在、道徳の取り扱いは「各教科,外国語活動,総合的な学習の時間,特別活動のそれぞれの特質に応じて,学校の教育活動全体を通じて行います。」(文部科学省)と言うことになっています。各教科のなかで折に触れて扱うという方法が現実的なのではないかと考えます。国語は他の教科のベースともなる教科です。教科のなかでも道徳の内容に触れ教科は国語でしょう。例えば「走れメロス」が教材である場合「友情」について考える機会を設けるということは難しいことではないでしょう。従来の国語の授業から一歩踏み込む必要はあるでしょう。文部科学省の方々には、国語の充実も検討していただくようにお願いしたいものです。