館長日記

進学塾弘文館ブログ

進学塾弘文館は、佐賀県の片田舎の進学塾です。思いついたことを、気ままに書いていこうと思っております。

高校野球

 梅雨の時期になりましたが、こちらの九州北部ではあまり雨が降らないようです。しかし、さすがに夏らしい気温で、蒸し暑さは平年以上のような気がします。

 この時期になると高校野球の話題も聞こえてくるのですが、個人的には高校野球には批判的な立場です。正確に言うと高校野球をとりまく大人たちの対応に納得がいかないのです。

 全国高校野球選手権というのが正式名称でしょうか。つまり、高校の野球部の全国大会のひとつだと思っています。出場する選手諸君は出場するなりの練習をして、地区予選を勝ち進んできた選手ですから、その努力は敬服するに値すると思います。しかし、ヒーロー扱いはどうなのかという疑問があります。ヒーロー扱いという言葉に語弊があるかもしれませんが、周囲の人は他の部活の選手が全国大会に行くときに、同じような反応をするでしょうか?また、ある生徒が全国レベルのテストでトップクラスの成績をあげたときに周囲の人はその生徒にどのような言葉をかけるのでしょうか。高校野球以外のスポーツや合唱や吹奏楽そのほかの文化系の部活の生徒が優秀な成績を出して、写真つきで新聞に掲載されたり、テレビ局からインタビューされたりというのをあまり見たことがないと思うのは私だけじゃないと思います。

 全国大会に出場するための努力や全国レベルのテストでトップクラスの成績を出すのは野球でも他のスポーツでも生半可なことではありません。勉強でも同様です。同じように敬意を払いたいと思います。