目標設定の力（2）

　生徒に「東大に行っても、看護士さんにはなれないよ。」と言うことがあります。厳密に言うとなれないことはないのでしょう。しかし、看護士になろうと思ったら、東大より看護学校なり、大学の看護科なりに進学するほうがいいのはあきらかです。きちんと目標を設定するということは、このようなことなのです。目標設定ができると、なりたい自分になるための計画を立てやすいのです。なりたい自分になるための第一歩なんだと思っています。

　目標設定にはもうひとつの力があります。目標が明らかで、そのために行動している人には、周囲の人も応援してくれるようになるのです。そのような人の熱意ということもあると思います。そのような人は行動が理解されやすいということもあるでしょう。ひとりの力ではどうしようもないことも、周囲の人の手助けやアドバイスで道が開けるということもあるように思います。

　思い通りにならないのは世の中ですが、思い通りにならないからといって、何もしないわけにはいかないのも世の中ですね。