館長日記

進学塾弘文館ブログ

進学塾弘文館は、佐賀県の片田舎の進学塾です。思いついたことを、気ままに書いていこうと思っております。

古典

 いささか旧聞にはなりますが、どこかの学校の先生が風俗店で働いて、問題になったようですね。この先生も依願退職になったようですから、退職金で借金を完済して、新しい道を探してもらいたいものです。

 ところで、破廉恥な事件がマスコミにでるたびに、「品格」とか「見識」とか、もしかしたら今では死語になっているかもしれない単語が頭に浮かびます。

 夏目漱石は英語の先生だったそうですが、「漱石」というペンネームが漢文の「漱石枕流」が元なのは有名な話です。明治の知識人は古典の素養があったんですね。今でも、一流企業のトップで古典を学んでいる人は多いようです。責任の重い仕事になればなるほど、古典の素養が必要になるのかもしれません。

 これから社会で生きていこうとしている若い人たちは学生時代から、古典に親しむのもいいかもしれません。1000年残っている古典は1000年残っているだけの理由がある。1500年残っている古典は1500年残っている理由があるはずです。